おはようございます。「だいち」です。

以前、紹介しました群ようこさんの「れんげ荘物語」シリーズの3作目「ネコと昼寝」、4作目「散歩するネコ」を読みました。

タイトルからは単なるネコ好きの人の話にしか思われませんが、広告代理店を辞めて、アーリーリタイア生活する女性の話です。

アパートの住人や実家とのやりとりが物語の中心で、特に派手な出来事はありませんが、古いアパートで月10万円のアーリーリタイア生活の日常、気持ちが丁寧に綴られています。

1作目の「れんげ荘」と2作目の「働かないの れんげ荘物語」は、アーリーリタイアがまだまだ妄想であった頃に読んだのですが、今回は自分自身もアーリーリタイア生活に入り、小説の主人公キョウコの気持ちに、ウンウン同感と思えることが多かったです。

性別も違うけれども、今の自分が同感と思ってしまう印象に残っているのは、次のようなシーンです。
・巡回の警察官に職業を聞かれて、一瞬言葉に詰まってから、無職と答える。
・少し働くことを友人にアドバイスされたけど、1日3時間、2000円のために働くならば、好きな本を読んでいたいと思ってしまう。
・計画どおり月10万円生活を送れているけど、何かあった時に大丈夫かと不安に思ってしまう。
・暑い中寒い中、働いている人を見ると、働いていない自分を申し訳なく思ってしまう。
・会社を辞めた自分が言うのもなんだがと思ってしまう。

別に悪いことをしているわけでもなく、誰かに迷惑をかけているわけでもないけれど、無職、働いていないことに、後ろめたさを感じているあたりは、僕も同じ気持ちです。

4作目の終わりが、続編を感じさせる終わり方だったので、次回作が楽しみです。