おはようございます。「だいち」です。

5年程前に亡くなった伯母の話です。
生きていれば90歳を超えているであろう伯母は、その年代としては珍しく夫婦で定年になるまで共働きを続けた人でした。

旦那さんは公務員で、伯母も公務員に近い身分の職業だったので、十分に恵まれた退職金と年金を夫婦二人分得て、絵に描いたような悠々自適な老後だと思っていました。

しかし、伯母が亡くなった時に、母が従姉(伯母の娘)から聞いた話では、伯父(伯母の夫)が亡くなった時には結構あった貯蓄がほとんどゼロになっており、従姉は悪徳商法や詐欺にでも引っかかったのかと思ったそうです。

先日、母と話していて伯母の話になり、「退職金や年金も羨ましいくらいもらっていたはずだけど、あんな暮らしをしていたら、いくらお金があってもなくなるもんだねぇ。」と言っていました。

あんな暮らしとは、毎日の食料品までデパートで買ったり、ちょっとしたお祝いもデパートで高価なものを買ったりしていたことを言っているようです。
確かに伯母が日々の買い物をデパートでしているのを知って、僕もすごく驚いた記憶が残っています。

現役時代に収入がたくさんあった頃の生活レベルを年金生活になっても変えることなく、収入と支出のバランスが崩れていた結果かもしれません。

しかし、伯母は決してお金にだらしないとか、浪費癖があるタイプではなく、シャキシャキしていて、終活という言葉がない時代に、無駄な家財は片付け、自分の葬式や墓の手配を亡くなる随分前に準備していたような人でした。

伯母の場合、あくまで自分のライフスタイルや信念を貫き通しただけで、全く批判的な感情は湧いてきません。
デパートで買い物をすることも、お祝いをケチらないことも、伯母にとって、生きていく上で大切な張りだったのだと思います。

老後の生活も、金額の多い少ないではなく、収入と支出のバランスが大事ということと、あの世にお金はもっては行けないことと、2つの教訓を残してくれたような気がします。

でも貧乏性の僕は、不安が勝り、チマチマと小銭を残してしまいそうな気がしますが・・・。