こんにちは。「だいち」です。

「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ 花を買ひ来て 妻としたしむ」

中学だか高校の教科書に載っていて、何となく雰囲気が印象に残っている石川啄木の短歌です。

僕は高校を卒業して、進学のため故郷を離れ、そのまま戻ることなく就職したので、今も連絡を取り合っている高校時代の友人は年賀状のやりとりをしている数人だけです。

年賀状を書きながら、ふと高校時代の同級生はどうしているのだろうと思いました。
あれだけ親しくしていたのに今は消息がわからない友人も多いです。

今はネットで名前を検索すると比較的簡単に見つかる時代です。
でもいざ検索しようとすると、顔と苗字は思い浮かぶのに下の名前が出てこなかったり、漢字があやふやだったりで、結局卒業アルバムを引っ張り出してきて、時間をかけて本格的に調べてしまいました。

半分とはいかないまでも、4割程度はネット検索で現在の状況がわかりました。
50歳を過ぎて、ネットで検索して名前が出てくるというのは、ある程度社会に出て成功している証かもしれません。

医師、裁判官、大学教授や准教授、銀行役員、高校教師、県庁や市役所の幹部、地方の進学校で一緒に学んだ同級生はその後も努力を続けて、社会の一線で活躍しているようです。

卒業アルバムを見ながら、懐かしいという感情とともに、社会で活躍して立派な地位を築いている同級生と今の自分を比べた時のモヤモヤした感情で複雑な心境でした。

はっきり言って、無駄な嫉妬心が呼び起こされたのでしょう。
無駄なことに時間を使ってしまったと後悔するとともに、冒頭の石川啄木の短歌が思い起こされました。

自分で望んでリタイアして、自由な時間と家族との生活を取ったはずで、自分の理想形を実現したはずなのに、変な嫉妬心に揺さぶられます。

そんなモヤモヤした気持ちの中、花は買いませんでしたが妻が買ってきたローストチキンを食べながら、妻と二人でクリスマスイブの夜を過ごしました。

ちなみに自分の名前を検索したら、元の勤め先名と役職とともに出てきました。