こんばんは。「だいち」です。

今日、妻と二人で妻の口座の預金を下ろすために、ある金融機関に行ってきました。
あまり支店も多くない金融機関で、口座のある支店も自宅からはやや不便な場所にあるので、今となっては使い勝手の悪い口座です。

その口座に保険の満期金が振り込まれたりで、まあまあな残高が残ったままになっていました。
ほとんど利子もつかない状態でほったらかしなのも勿体ないので、預金高に応じてポイントや特典がついたりと少しでもお得で、自宅に近く、使い勝手の良い金融機関に移し替えるつもりでした。

妻一人で現金を持ち歩くのは不安なので、僕も一緒に行きました。
その金融機関に向かう道中で、多分下す理由や使い道を聞かれるから、正直に他の銀行に移すと言って、セールスされると面倒なので、適当に家のことで使いますと答えるように妻に言っておきました。

金融機関に到着し、伝票を書いて、妻がカウンターに行くと、何やら行員さんと揉めているようです。

椅子に座って待っていた僕のところまで戻ってくると、妻は困ったような怒ったような顔をしています。
「何で自分のお金を下ろすのに、あんなに言われなきゃいけないの」とブツブツ言ってます。

妻の話を聞くと、金額が多いので家のことに使うなら見積書を持ってこいだの、場合によっては警察に連絡が行くかもしれないだの、今日は下せないかもしれないだの言われ、結局は支店の偉い人に判断を仰ぐので時間がかかると言われてきたようです。

運転免許証で本人確認はできているので、多分詐欺被害防止のために慎重に対応しているんだろうと妻をなだめましたが、まだオレオレ詐欺にかかる年齢でもないし、僕も内心ちょっと過剰だなと思っていました。

うん?もしかして平日の昼間にスーツも着ずにいるオッサンが同行していることを怪しんでる?
中年女性がオッサンに脅されて預金を下ろさせられている絵に見えてるの?怪しいのは俺?
・・・いろいろ妄想と心配が広がります。

カウンターの奥の様子を見ながら待っていると、先ほどの行員さんと支店長っぽい人が相談しているようで、支店長っぽい人がチラチラとこちらを見ているようです。

しばらく待って、妻が呼ばれ、何とか無事に預金は下せることになりました。
行員さんとしてはマニュアルどおりの対応で、詐欺被害防止のための対応なのでしょうが、何か疑われているようで、正直あまり気分のいいものではありませんでした。

家に帰って、金融機関の対応としてこんなことはよくあるのかと、「預金 多額 窓口 下せない」というキーワードで検索すると、東洋経済オンラインの「一般人が預金も下せない銀行の画一的対応」という記事が出てきました。

記事によると、マネーロンダリングや詐欺被害防止のための銀行の過度な対応で、顧客に過度な情報を求めたり、機械的な対応で顧客が窮地に陥ったり、感情を傷つけられたりすることが増えており、「銀行ハラスメント」として国会でも質問が上がっていたようです。

ATMやネットバンキングでの引き出しや振込は上限が50万円程度に制限されているし、窓口に行けばいろいろと疑われるしで、自分のお金も一度銀行に預けてしまうと中々不自由なものです。
もっと年齢が上がり、真剣にオレオレ詐欺被害を心配される年齢になると、本当に警察を呼ばれて、自分の預金であっても下せなくなるかもしれません。

帰りの道中、「ああやって慎重にやってくれた方が預ける立場としては安心は安心だよね」と妻には言いましたが、やっぱり平日の昼間にスーツも着ずにいる男は怪しまれるのかと気にするオッサンでした。