こんにちは。「だいち」です。

東日本大震災発生から9年が経過し、あれだけ衝撃的な出来事にもかかわらず、段々と記憶は薄れつつあります。

しかし、今もはっきり覚えていて、思い返すと感謝の気持ちしかないのが子供たちが通っていた学校の対応です。

あの日大きな地震が発生し、交通機関は全てストップし、そもそも地震によるトラブル対応でとても帰れそうにありませんでした。

大混乱の中でトラブルに対応し、仕事を続けながらも気になるのは家族のことです。
当然真っ先に妻や子供たちのことが頭に浮かび、両親、義両親、子供が生まれたばかりの弟家族、義妹家族のことも心配になりました。

ようやく仕事が少し落ち着いて、上司から家族の安否確認をするように指示があったものの、電話回線がパンクしていて全く繋がりません。

妻は職場にいるはずだから大丈夫だろうと思っていましたが、当時高校生と中学生だった子供たちは期末試験中で帰宅中かもしれない微妙な時間でしたので、心配で早く安否を確認したいと気持ちは焦るものの手段がありません。

そして外も暗くなり、他に手もないので、何とか繋がっているインターネットで子供たちが通う学校のホームページを何気なく見てみると、地震の対応のことが掲載されていました。

校舎に被害がなく、全員無事であること、それから生徒全員の氏名と今どこにいるかのリストが掲載されていて、さらに下校の安全を確保するために、保護者が迎えに来るまで生徒は学校で責任を持って待機させると書かれていました。

急いでリストで我が子の名前を探すと、二人共体育館にいることが確認できました。
僕は帰宅しようにもできない状況で、このホームページの情報と学校が安全を確保してくれていることにどんなに安心させられたか。

当時でも個人情報にはうるさかったとは思うのですが、後で批判されるリスクよりも、電話が繋がらない中で保護者が一番欲している情報をいかに提供するか判断し、生徒の安全を最優先に責任を持って学校で預かるという決断をした学校には頭が下がります。

校長=経営者である私立校だから出来たことかもしれませんが、僕が同じ立場だったら、後々の批判や面倒事を恐れて、そんな責任ある決断を下せたか全く自信がありません。

この学校には、6年間×2人の学費を払いましたが、9年前の3月11日の出来事を思い出す度に、あの学費は無駄じゃなかったと思っています。