こんにちは。「だいち」です。
まだ50代、普段は自分の死なんて意識せず暮らしていますが、まだまだお元気だと思っていた著名人の訃報に接すると、死というものを急に身近に感じてしまいます。
少し考えればわかるはずなのですが、20代であろうと80代であろうと死は突然やってきます。
80代より50代の方が可能性は低いとはいえゼロではありません。
死を意識した終活なんて、60代、70代になってからの話と思ってしまいますが、何度か相続の手続きを手伝った経験から、話題になっているようなおおげさな終活ではなくても、ちょっとした準備で遺された人がすごく楽になることがいくつかあります。
その1つが戸籍の資料の準備です。
預金の引き出しや不動産登記など、相続の手続きには必ず亡くなった人(被相続人)の戸籍が必要になります。
戸籍なんて市役所で取るだけで、何の手間もなく簡単と思いがちですが、相続の手続きでは相続人を確定するために、被相続人の生まれてから亡くなるまで全ての戸籍謄本もしくは抄本が必要になります。
戸籍がいくつ分かれているかは人それぞれの事情によりますが、場合によっては複数に分かれていて、思いもしなかった場所に過去の戸籍があったりします。
現在の戸籍からたどっていけば、必ず生まれた時の戸籍にたどり着くことはできますが、遠隔地の市役所と何度も郵送でやりとりをするとなると、非常に手間と時間がかかります。
そして、独身の場合や既婚者でも子供がいない場合は、父母の生まれてから亡くなるまでの戸籍が必要になったりで、更に大変になります。
こんな作業を自分の子供や甥姪が一からやるとなると、本人が行うよりも更に大変です。
外出自粛で家に籠って時間がたっぷりある今こそ、いつやってくるかわからない万一に備えて、自分の子供もしくは甥姪に迷惑をかけないように、自分の相続人は誰になるのかを把握し、その証明である戸籍を揃えておくという最低限の準備をお勧めします。