こんにちは。「だいち」です。

言うまでもなくセミリタイアするためには、ある程度のお金が必要です。
その必要額は家族構成や生活レベル、人生観などによって人それぞれですが、いずれにせよセミリタイアするためには、まずお金の問題をクリアしないと、単なる妄想で終わるしかありませんし、先々の見込みもないのに仕事を辞めるのは、アーリーリタイアでもセミリタイアでもありません。

しかし、ファイナンシャルプランナーへの相談記事などを読んでいると、逆に誰が見たって十分だと思えるほどの羨ましい額の資産を持っていながら、アーリーリタイアするかどうか悩んでいる人を見かけます。

そのような記事を読むたびに、「あー、この相談者は絶対大丈夫とアドバイスされても、結局はアーリーリタイアに踏み切らないだろうな」と、僕は思ってしまいます。

セミリタイアに向けたお金の問題は、70歳くらいまでの生活費と年金で足りない生活費の補填額、それに自分が安心できる予備費、これらの合計額を自分が用意できるかどうかで判断するしかありません。

将来のインフレ率や年金がどうなるかなんて誰にもわからないので、誰に相談したって答えがでるわけではありません。
逆に、これくらいのお金に関する判断を自分でできなのであれば、サラリーマンを辞めて、アーリーリタイアするのは危険だとも思えます。

それよりも、お金はいくらあっても困るものではないので、どこかで区切りをつけないと、いくら貯めても満足も安心もできないことになってしまいます。

僕の場合、決して億単位の資産があるわけではありませんが、リタイア前の預貯金と退職金を合わせれば、夫婦二人が何とか生きていけると考えて、アーリーリタイアを選択しました。
定年まで働きつづければ、更にお金は増えて、今の倍近くの資産を築けたかもしれません。
しかし、その増えた分のお金を使うかと言えば、多分使うことなく一生を終えることになるだろうと思っています。

ちょっと大げさかもしれませんが、50代にもなれば、自分や配偶者の人生の残り時間も時々頭をかすめます。
更に70代、80代であろう親との関係で言えば、残り時間はわずかです。

仕事をしていれば、それも50代という責任が重い時期であれば、仕事を言い訳に自分や家族のことを犠牲にしてしまうことは容易に想像できます。
生きていくために必要なお金を稼ぐためならまだしも、多分一生使わないお金を通帳の数字として増やすだけであれば、意味なく自分や家族を仕事の犠牲にするだけになります。

もちろん本心から仕事に生きがいややりがいを持てて、楽しく働けているのであれば、理想的で羨ましい話ですが、そうでなくてセミリタイアするかどうかで悩むのであれば、お金のことはサッサと計算して、「自分は何のために働くのか」、「仕事よりも大切なものはないのか」とセミリタイアに向けて自分の心を整理した方が、よりセミリタイアの実現に近づくのではないかと思います。