こんにちは。「だいち」です。

僕は昨年3月末に50歳でアーリーリタイアしました。
今の60歳定年であれば10年、多分近い将来なるであろう65歳定年であれば15年残してリタイアしたことになります。

退職することを上司やお世話になった人に伝えた時に、共通して言われたことの一つは「もったいない」ということです。
この「もったいない」には2つの意味が込められていると僕は受け止めています。

1つはサラリーマンとしてのキャリアというか、もっと直接的に言えば、今後の出世についてです。
「この歳で今のポジションになれたんだから、定年までいれば少なくとも〇〇までは上がれるのに、辞めるなんてもったいない」という感じです。

僕の元勤め先の人事は割と保守的だったので、40代半ばまでのキャリアで、一定以上のポジションに上がれるかどうかと、どれくらい上のポジションまで上がれるか想像がつきます。

僕の場合も、せっかく40代半ばの第一関門は突破して、普通に勤めていれば、このまま余程の大失態でも犯さないかぎり、あと2つ3つは出世の階段は昇れたのかもしれません。

傍から見れば、確かにもったいないのかもしれませんが、アーリーリタイアに憧れるような人間なので、元々出世に強い憧れを抱いてはいませんでした。

もし出世して、地位が上がり、給料も1.5倍、2倍と増えるならば、僕も目の色を変えて出世競争に参戦していたかもしれませんが、現実には役職手当が数万円増える程度で、責任が増える重圧に見合っているとは思えませんでした。

「肩書よりもお金をください」というのが僕の本音なので、これまでのキャリアや将来の出世の可能性を捨てることに対して、僕は全くもったいないとは思いませんでしたし、未練もありませんでした。

もう1つの「もったいない」は収入に関してです。
給与制度も古くさい年功序列が色濃く残っているところだったので、若いころは安い給料で我慢して、中高年になってから元を取るような給与体系でした。

きっちり計算したわけではないのですが、感覚的には、生涯賃金の3分の1を20代と30代で、もう3分の1を40代で、最後の3分の1を50代でという感じです。

当然ですが、20代と30代の20年近くと、50代の10年が同じ額であれば、圧倒的に50代の方が効率よく稼げるのですから、既得権とも言える10年を自ら捨てることはもったいないことです。

この点に関しては、アーリーリタイアを検討する上で、僕も散々迷いました。
サラリーマン生活で一番給料がいい時期で、子育ても終わり、一番貯蓄に励める時期でもあります。
僕としても、もったいないという気持ちはありました。

しかし、これまで何度かこのブログでも投稿したとおり、他のことを犠牲にしてでも、そのお金がないと生きていけないのか、貯金通帳の数字だけを増やして、結局は使わずに生涯を終えることに意味があるのかと考える中で、アーリーリタイアという選択をしたのです。