こんにちは。「だいち」です。

大手家電量販店のノジマが80歳まで働ける制度を導入すると話題になっています。
リタイア系ブログでも取り上げる方が多いですが、これらのブログではどちらかというと否定的に捉える方が多いと感じます。

肯定的に捉えれば、接客や商売にやりがいや楽しみを持った高齢者に働く場を与える制度なのでしょうが、僕もセミリタイアを選択するような人間なので、低賃金で80歳まで働かされるなんてと、否定的に考えてしまいます。

高校時代、多分テスト期間中か部活が午前で終わったかで、真夏の日中、猛烈に暑い中を自転車で帰宅している途中、道路工事をしていて、ガードマンに止められました。

暑くて喉が渇き、1秒でも早く家に帰りたいと思いながらガードマンをよく見ると、80歳を超えてそうに見える老人男性でした。
高校生という自分の視点を割り引いでも、ゆうに70歳は超えています。

全身汗びっしょりで、くたびれた様子は、どこをどう見たって、働きがいや生きがいで働いている風には見えません。
何らかの事情があって、お金のために働かざるをえないというのは、高校生にだって想像がつきます。

進学校に通い、頭でっかちで世間知らずな高校生の僕は、「こんな猛暑の中で、こんなお年寄りが働かなければいけないなんて、世界第2位の経済大国と言いながら、日本はどうなってるんだ」と青臭い考えが浮かぶと同時に、「年老いても、こんな辛い仕事を続けなければいけないような人生は絶対に嫌だ」という本音も心をよぎりました。

あの年老いたガードマンがどんな事情で働いていたのか、本当のところはわかりませんが、サラリーマンになってからも暑い日に外出すると、時々あの光景を思い出すことがあり、お金のために働かざるをえない環境から早く逃れたいと、僕が思うようになった原体験になっているのです。

セミリタイア生活を送る今も、僕は働くことは尊いと思っていますし、働く人は偉いと思っています。
最近でも、コロナ禍で使命感に燃えて働く医療関係者の話を聞くと感動するし、自営業などで年老いても、生きがいや楽しみで働き続ける人なんかを見ると羨ましくもなります。

その反面で、年老いても、お金のために辛い仕事をやらざるをえなかったり、若者から陰で老害呼ばわりされても地位にしがみつく姿には、ああはなりたくないと心から思ってしまうのです。