こんにちは。「だいち」です。

僕は昨年3月末に早期退職して、1年間は全く働くことなく完全リタイア生活を送りましたが、今年4月からは週2回だけ、時間も短時間ですがパート仕事を始めました。

よくアーリーリタイアした人、もしくはしようとする人に「どうせ時間を持て余して暇で辛くなる」とか、「働かないとボケてしまう」とか否定的な意見が投げかけられますが、僕の場合、リタイア後の1年間で暇で仕方がないとか、やることがなくて辛いと感じることは全くありませんでした。

しかし、年齢的にも健康的にも働けるのに働かない後ろめたさというか、ちょっと大げさに言えば罪悪感のような気持ちと、せっかく手に入れた自由な時間を安い時給のために手放したくないという気持ちの間で、正直なところ揺れ動いていました。

たまたま自宅から徒歩圏内で、働く日数や時間も短く、前職の経験があれば何とかなりそうな自分にとって好都合な求人を見つけたので応募し、採用されました。

短時間とはいえ、決まった時間に仕事の予定が入ることで、今までの自由な時間に制限がかかるのはどうかと思っていましたが、たった週2回であれば、それほど不都合に感じることもなく、3月以降は社会情勢も変わってしまい、長期で旅行に行く機会もしばらくはなさそうなので、今のところ全く不自由に感じることはありません。

ちょっとだけでも働くメリットとしては、働いていない後ろめたさや無職という引け目を感じなくなったことです。
誰かに仕事を聞かれても、とりあえず勤め先の名前だけを言えば、あとは相手が勝手に勘違いしてくれそうですし、正式な書類以外はわざわざ正社員かパートまで言う必要もないので、嘘をついているわけでもありません。

収入は前職と比べようもなく少ないですが、それは既にわかりきっていることもあり、リタイア資金があるおかげで、意外と気にならないです。
1年間の無収入期間を経たせいもあるのか、逆に毎月決まった日の給料日の復活に、額は少ないとはいえ喜びを感じます。

仕事の内容は前職の経験があれば楽にこなせるレベルなので、ミスをして叱られるようなこともありませんし、苦痛に感じることはありません。
逆に大したことのないレベルの資料作成でも感謝されたり、褒められたりすることもあり、この歳になっても、感謝の言葉をかけられたり、褒められたりすれば、素直に嬉しいと感じます。

あと自分でも意外だったのは他人との会話についてです。
完全リタイア生活を送っていると、会話のほとんどは家族とのみになりがちですが、ちょっとでも仕事をすれば、どうしても他人と会話することになります。
僕は他人と話すことが大して好きではないと思っていたのですが、パート仕事に行くようになってから、職場でのちょっとした雑談を楽しみにしている自分に気づきました。

深く付き合うような関係になれば煩わしさも出てくるのかもしれませんが、週2日であれば、そんな関係までになることもなく、自粛ムードで一緒に飲みに行くような機会もないので、適度な距離感を保ちながら、時々雑談を楽しむのはちょうどいい感じです。

他にも、家族とだけ過ごしていると薄れがちになる感覚が、他人に気を遣うということです。
身だしなみ、立ち居振る舞い、言葉遣い等、家族に対してと他人に対してでは違ってきます。
どれもこれも長年のサラリーマン生活で自然に身につき、意識せず行っていたものが、完全リタイア生活でどんどん薄らいでいたことに、再び働くことであらためて気づかされます。

今は、ちょっとだけ働くことにメリットを感じていますが、このあたりの気持ちもいずれ変化してくるかもしれません。
いずれにしても、その時々の自分の気持ちや考えに応じで、生活スタイルを変えやすいのがセミリタイアのいいところです。